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男女問題とストーカー行為

ストーカー規制法が施行されて16年(平成28年現在)の歳月が流れ、多くのストーカー行為による犯罪が 深刻であり、事件になるケースが表面化してきていることから平成13年には法改正がなされ、「執拗な電 子メールを付きまとい行為」として追加された法律となっています。 同法律は皆さんご存知のとおり、恋愛感情等による好意の感情による反復したつきまとい行為が規制の対象 となっている。このストーカー規制法が施行される以前は「男女問題の多くは民事の範囲内」という考え方 が色濃く、別れた異性からつきまとわれ身体の安全や生活圏での平穏などが阻害されてもなかなか警察が関 与する事が出来なかったことから施行された法律と言えます。 ストーカーの多くは男性と思われがちですが、性別に関係なく保護される法律となっています。代表的なス トーカーの例を上げてお話ししますと、過去に恋愛関係にあった男女が納得できない形で別れを迎えます。 特に男性が未練を引きずるケースが多いのですが、別れに納得できない理由がある男性は女性に連絡やメー ルを繰り返します。女性は気持ちの上で男性に対する未練等は無く、「過去の恋愛」として感情の中では整 理がついている。このような状況下で「男性の心情はもとの恋愛関係に戻りたい」との感情が強いことから 「女性の生活圏に入る」ことが必要となる。このような経緯で男性の行動がエスカレートし男女トラブルに 進展すると「ストーカー規制法の範囲」になってしまいます。男性は女性の行動が心配になり行動を把握し たいと考え「待ち伏せやつきまとい行為」を行うようになってしまうのです。男性を例に上げてお話ししま したが「逆のケースもあり女性が別れた男性につきまとう」こともあるのです。 フィクションやドラマの世界で登場するストーカーと現実に規制の対象となるストーカーにはギャップがあ り、現実には「面識のない人物がストーカー行為」をするケースは少ないと言えます。ストーカー行為の多 くは、男女問題や男女トラブルの延長線上に存在しているとも考えられるのです。

監視の目・後方からの気配

最近、頻繁に無言電話がある。そして、ご自身が外出する際に視線や後方からの気配をお感じになる。この ような不安をお感じになることがありませんか?このような状況にある人物すべてが「ストーカーによる行 為」とは限りません。尾行や素行を実施する探偵業の立場からお話するならば、「幾つかの可能性」がある と考えられるのです。 単に男女問題を抱えている人物であれば「尾行や張り込みを長期間受ける」可能性は低いと言えるでしょう し、仮に不倫や離婚問題に関わる調査対象として尾行されていたとしても「毎日、時間帯に関係なく尾行さ れる状況」は考えにくいと言えるのです。外出の度に昼夜関係なく監視され尾行される状況を探偵や興信所 等に依頼するならば「一日で数十万の調査費用を要する」ことが考えられ「毎日のように監視」となれば多 額の費用を投じて監視・尾行していることが想定されます。 現実にはごく普通の会社員である人物が「長時間・長期間」の監視や尾行を受けることは可能性として極め て低いと言えます。もし、無言電話と監視・尾行が関連しているならば「悪意が存在」する可能性が高い状 況と判断想定できるのです。 このようなケースでは事実確認のため「逆に探偵に調査を依頼」して「何が起きているのか確認が必要」と 思われます。そして、何者かの監視や尾行が確認されたならば「まず、管轄警察に届け出る」ことが望まし いと考えます。低い可能性である探偵業者による監視・尾行であるならば「対象者に気付かれてなお尾行監 視」は違法となる可能性が高いからなのです。

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